プロパンガス(LPガス)とは何でしょう
まず、「ガス」と聞いて、皆さんは何を想像されますか?
- 「プロパンガス」?
- 「都市ガス」?
- 「排気ガス」?
- 「LPガス(LPG)」?
- 「炭酸ガス」?
- 「ガスを提供している会社名」?
- 「フロンガス」?
ほかにも、ガスコンロやガス湯沸かし器など、ガス器具まで幅を広げると、さまざまな回答がありそうですが、ウィキペディアでは下記のように定義されています。
ガス(gas)とは英語で気体のことである。日本語では当て字で瓦斯とも表記する。語源はカオス(混沌)のフランドル風発音からであり、気体を研究したフランドルの医師であるヤン・ファン・ヘルモントが呼び始めたのが元になっている。
引用元: Wikipedia.org
ガスとは、「気体」
そうです、ガスとは「気体」を指し、ありとあらゆる気体をガスと呼ぶのです。私たちセリタが扱うのは、この内の燃料ガス。
プロパンガスやLPガスと呼ばれるもので、設置されたネズミ色のボンベは、どなたでも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。
プロパンガスとLPガスの違い
一般的に、プロパンガスとLPガスは同義的に使用されるため、このサイト上では「プロパンガス(LPガス)」と表記しております。
実際は、LPガスは液化石油ガスのことで、液化石油ガスの種類としてプロパンがある、という関係性です。しかし、家庭用のLPガスは、余程のことがない限り日本全国共通でプロパンが使用されるため、プロパンガスと呼ばれています。
地域差個人差で親しみのある名称があるかもしれませんが、一般的にプロパンガスとLPガスは同じと言っていいと思われます。
専門的には、液化石油ガス「Liquefied Petroleum Gas」の略称として、頭文字をとってLPガス。LPガスには、プロパン(C3H8)、とブタン(C4H10)があり、それぞれの特徴に沿って家庭用ガスに使われたり、ガスライターに使われたりします。
プロパンガスと都市ガスとの違い
プロパンガスは上記記載の通りで、ネズミ色のボンベによって供給されるのに対し、都市ガスは、道路下の地中のガス管を通じて供給されます。またプロパンガスは地域によって主成分が変わることはありませんが、都市ガスの主成分は供給業者によって異なります。
(主に液化天然ガス「Liquefied Natural Gas」から抽出された、メタン(CH4)等が、多く使用されています。)
また、プロパンは空気より重いので下に溜まり、メタンは空気より軽いので上に溜まるという、性質上の違いもあります。
プロパンガスのメリット
- どの地域でもボンベを設置すれば供給可能。
- 都市ガスは供給地域(道路下にガス管ある地域)が決まっている。
- 災害に強い(復旧が早い)。
都市ガスは道路下のガス管等の設備のすべてを復旧しなければ供給できない。 - 火力が強い(都市ガスの約2倍)
同じ環境でお湯を沸かして比べると一目瞭然です。事実、飲食店などのほとんどはプロパンガスです。 - 導入コストが安い。
都市ガスは地中に埋まっているガス管を引き込むところから始まるので、導入コストが高額になる可能性がある。 - 別の地域に引っ越しても、ガスコンロなど同じガス器具がつかえる。
都市ガスは使えない場合がある。(注:使える場合もあります。)
プロパンガスのデメリット
- ガスボンベの設置場所が必要。
- 使用料が高い?
- 業者によって解約金が発生したり、料金やアフターサービスの差がある。
都市ガスの約2倍の火力なので、都市ガス料金の2倍と比較すべき、など少々乱暴な意見もあるようですが、一般的には都市ガスより高いと言われています。
「実際は、どうなんだろう?」と思われたら、まずはセリタにご相談下さい!
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